不動産知識大全 業者が言わない数字まで、検算して解説する。

税金

固定資産税、譲渡所得、減価償却、消費税。 いつ・いくら・誰に払うのかを整理します。

不動産の税は、買うとき・持っている間・貸している間・売るときの 4段階でかかります。しかも段階どうしが連動しています。

★4つとも、お金が出ていく話です。 自分が住むために買った場合だけ、 逆向きに動くものが1つあります。住宅ローン控除です。 これは減税であって給付ではないので、納めていない税は戻りません。

買うときにかかるのは、印紙税、登録免許税、 そして不動産取得税です。 不動産取得税は引渡しの数か月後に納税通知書が届くため、 諸費用に見込んでいないと不意打ちになります。 免税点や住宅の軽減措置があり、条件によっては課税されません。

持っている間は固定資産税と都市計画税が、 毎年1月1日の所有者に課されます。住宅用地の特例や 新築住宅の減額措置があるため、いまの額がそのまま続くとは限りません。

貸している間は、家賃収入から経費を引いた不動産所得に課税されます。 ここで効くのが減価償却です。 現金が出ていかないのに経費になるため、所得を圧縮できます。 赤字になれば給与所得などと損益通算できることもあります。

★ここが連動の要です。 減価償却で減らした税は、消えたのではありません。 償却したぶん取得費が小さくなるので、売るときの 譲渡所得が大きくなります。 保有中に軽くした税の一部は、売却時に戻ってきます。 通算で見ないと判断を誤るのは、この連動があるからです。

譲渡所得の税率は、売った年の1月1日時点の所有期間で決まります。 基準日が「売った日」ではない点が、しばしば見落とされます。

★買い替えのときは、ここが住宅ローン控除とぶつかります。 前の家の売却で3,000万円特別控除を使うと、 新居の住宅ローン控除が13年ぶん使えなくなります。 ぶつかる期間は、住み始めた年の前々年から翌年以後3年まであります。

全体のつながりは不動産の税金の全体像にまとめています。

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用語ごとの解説(9本)

読む順序で並べています。それぞれ、仕組みと数字と出典をまとめています。

解説

不動産取得税

不動産取得税とは、不動産を取得したときに一度だけ課される都道府県税。引渡しの数か月後...

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解説

固定資産税

固定資産税とは、土地・家屋などの所有者に市町村(東京23区は都)が課す税。毎年1月1日時...

10分

解説

減価償却

減価償却とは、建物や設備の取得費を耐用年数にわたって費用として配分すること。現金が出...

7分

解説

損益通算

損益通算とは、ある所得の赤字を他の所得の黒字から差し引くこと。不動産所得の赤字は給与...

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解説

譲渡所得

譲渡所得とは、土地や建物を売ったときの所得のこと。他の所得と分けて課税され、所有期間...

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0円住宅

0円住宅とは、無償で譲り渡される空き家のこと。取得のときに贈与税・不動産取得税・登録...

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固定資産税の評価に不服があるとき

縦覧は4月1日からの期間限定で他人の物件と比べる制度、閲覧は自分の物件を通年で見る制度...

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土地の値段が4つある理由

同じ土地に4つの公的な値段がある。基準日も、評価替えの頻度も、目的も違う。路線価は公...

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解説

買換え特例と軽減税率

3,000万円控除と軽減税率は併用できるが、買換え特例はそのどちらとも併用できない。買換...

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